7月22日~26日、本堂の屋根瓦の葺き直しをしました。

 

 

本堂の屋根瓦の「降り棟」が、徐々にずれてきていました。このままだと下の平瓦も共にズレで落ちてしまう恐れがありますので、「降り棟」を一度はずし、葺き直す工事をしました。
本堂の瓦は、「瓦の町」として知られる愛媛県今治市菊間の瓦です。菊間では、神社の狛犬も瓦で出来ている瓦の町です。寒い気候でも絶対に凍てることがないということで本堂再建の折、選定された瓦です。阪神大震災、その後少しずつずれてきているようで、ずれた隙間から雨水も入り、放置できない状態になっていました。(50年前、60年前、冬になると瓦が凍てて、ひび割れがよくあり、雨漏りもよくしました。ヒートアイランド現象で、今では豊中では凍てるような冷え込みはないでしょうが)

 

 

 

本堂屋根の降り棟がずれてきた

本堂屋根の降り棟がずれ、隙間が出来、雨水が入る状態になっていました。

ずれた隙間

ずれた隙間。
このまま放置すると降り棟が落下していきそうでした。

 

 

 

 

降り棟をいったんはずす。

菊間から5人の瓦職人が泊まり込んで作業。降り棟をいったんはずす。

 

 

 

降り棟を全部はずす。

降り棟の瓦をすべて一旦はずした。

 

 

 

降り棟がはずされた

降り棟がはずされ、平瓦が見えている。一枚一枚丁寧な作業が続く。

 

降り棟の鬼瓦も

降り棟の鬼瓦も置き直しです。

 

 

 

 

葺き直される降り棟

葺き直される降り棟。木の定規を当てながらの作業。

 

 

 

連日の暑さの中での作業

連日の暑さの中での作業

連日暑さの中で

連日暑さの中で作業。

 

 

 

葺き直されていく降り棟

葺き直されていく降り棟。連日の暑さ、しかも屋根の上、如何ばかりかと職人さんを見て思うばかり、感心することしきりでありました。

 

 

きれいに葺き直された

きれいに葺き直された降り棟。

 

 

 

西側の降り棟

きれいに葺き直った西側の降り棟

東側の降り棟

きれいに葺き直った東側の降り棟

 

 

 

 

瓦職人さんに本堂の樋掃除もしてもらったので、瓦葺き直しとは別途、樋を受けている本堂前の水鉢の掃除もしました。

溜まりに溜まった樋のゴミが貯まった水鉢

併せて樋の掃除もしました。本堂建築以降溜まりに溜まった樋のゴミが水鉢に泥となって一杯に貯まっていました。

 

溜まりに溜まった泥

溜まりに溜まった泥

 

ネットも錆びて目詰まり

水鉢底の水抜きネットも錆びて目詰まりしていました。

 

 

石も洗ってもらいました

水鉢の掃除は松田石材店の職人さんにお願いしまし、詰めてある石も丁寧に洗ってもらいました。黙々と作業する職人さんに感心しました。

 

ネットも敷き直しました

ネットも敷き直しました

 

 

きれいになった水鉢

きれいになった水鉢

 

 

瓦葺きと言い、水鉢掃除と言い、一枚一枚、一個一個、丹念な作業でした。この暑さの中でコツコツ作業する姿は、感心するばかりでした。出来上がってきれいになると、それまでの積み重ねの苦労が見えなくなってしまいます。
「今、目の前に見えているもの」から、「もう隠れてしまっている、今に至るまでの積み重ね」を想像できる力を持ちたいと改めて感じた、この夏の職人さんの作業でした。