よもやま話 第11話 台北 part3

台北訪問のPart3です。聞き書き帳に残っていることを1,2紹介します。
1.龍山寺に入ると、お供え売り場があり、そこでお供えを買って大きなお供え台に置いて、Part1で紹介したように各香炉に線香を立ててお参りをします。お参りが終わると、お下がりとして持って帰る。お花はそのまま置いておくようです。

お供えの花

お供えの花  鉢植えか花そのものをお皿に盛っている。日本のような切り花は見られない。

お供え

お供え 赤いお皿に載せてお供えしている。そうめん、餅米での作った「寿桃」というおまんじゅう(桃の形をしていることがよいのだそうです)。日本の豚まんのような感じ。その上に載っているのは「龍眼」というライチに似た果物。

リンゴのお供え

リンゴのお供え  リンゴは「蘋果」と言い、「蘋」の発音が「平安」の「平」pinと同じなので、お供えに好まれるとのこと。

2.法鼓山という新興宗教の建物
1975年に創始された法鼓山という宗教団体の建物を訪問しました。もとは、創始者が「農禅」を掲げて、農業をしながら修行したところだそうです。
座禅を組む道場が中心の建物で、コンクリートの打ち放しの近代的な建物でした。設計が安藤忠雄氏と聞いてびっくりでした。建物は近代的だが、お話を聞くと、まさに僧堂の生活をする場所で、男僧さんも居られるとのことだったが、見かけたのは尼僧さん達が多かった。信者の方々が並んで参拝されていました。

安藤忠雄氏設計の僧堂 表

安藤忠雄氏設計の僧堂
壁面に金剛経が透かし彫りのように刻まれている。

安藤忠雄氏設計の僧堂 内側

安藤忠雄氏設計の僧堂 内側 
外からお経が読めるように透かし彫りに出来ており、夜になると内側の灯明でお経が浮かび上がる。

僧堂内部

僧堂内部 釈尊をまつり、座禅道場になっている。こころを平安にするために座禅を組むそうです。

まつられていた阿弥陀三尊

まつられていた阿弥陀三尊 向かって右が勢至菩薩、左が観音菩薩と説明を受けたので、日本とは逆になっているようです。

 

般若心経の透かしの壁

般若心経の透かしの壁 主になるお堂の壁は般若心経の透かしになっていました。内側から撮ったところ。

案内説明して下さった尼僧さん

案内説明して下さった尼僧さん 4:30起床、5:00座禅、6:00朝のお勤め~工作~16:30夜のおつとめ、21:00夜の座禅、22:00就寝という生活を送っているそうです。

3.付録 テレサ・テンさんのお墓
今回の台北訪問を導いてくれた同級生の古澤照男さんからいただいた写真です。ずいぶん田舎の方にあるので、訪ねることは出来ませんでしたが、台湾のお金持ちは、このような公園のようなお墓を作るそうです。「死」の暗いイメージを感じにさせないようにしているのが今の傾向だと聞きました。

テレサテンのお墓

金寶山にあるテレサテンのお墓 ずいぶん田舎の方にあるそうです。

テレサテンのお墓

テレサテンのお墓の柵 楽譜になっているそうです。

 

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