令和3年5月の言葉

令和3年5月の言葉(掲示板

「何気ない 日常の 有り難さ」(大阪教区教化団のポスター)

新型コロナウイルス感染症が発生してから、ことのほか「日常」という言葉が意義を持つようになりました。緊急事態宣言が発出されて、よりその意義が強くなりました。
些細なごく普通のことが普通ではなくなり、異常事態が日常になってしまいました。一日も早く、以前の日常が戻ることを願うばかりです。

習俗の中では、「死」が非日常でした。死者が出ると、「死」が非日常でないことを意味づけるために、逆さ屏風を立てたり、死者の着物を北向きに干したり、習俗の中で非日常を行い、「死」という非日常を乗り越えようとしたのでした。今でも地方で行われている習俗です。葬儀社によっては都会でも、枕経のご遺体のそばに「逆さ屏風」を立てておられます。

新型コロナウイルスは「逆さごと」で乗り越えられるようなものではありませんが、コロナ禍をどのように乗り越えるか。
非難し合うのではなく、先人に倣って、知恵を出し合い、我慢し合い、乗り越えていくものと思います。  

浄土宗カレンダー 5月の言葉
「立ち止まって深呼吸」
Remember to stop and take a breath along the way.

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