お餅搗き 12月30日(日)      年末の恒例行事

12月30日(日)今では住職一家の恒例になっているお餅搗きをしました。
住職が子供頃、昭和30年代までは、阿弥陀様にお供えするお鏡を作るために、総代さんのお家まで行って搗いてもらっていました。朝4時~5時頃、農家の朝早いので眠い目をこすりながら石段を下りて総代さんの家まで行き、搗いてもらい、出来上がった鏡餅を餅箱に入れてお寺に持ち帰り、本尊様など各仏様にお供えをしました。
その後、お寺で石臼、セイロなどが用意できるようになったので、お寺で搗くようになりました。村の檀家さんは「同行」と呼ばれ、年に2軒、順番に「年行司」と言って、一年間、お寺のお手伝いをする役をする事になっています。その「年行司」さんがお手伝いに来られて、寺族と一緒に搗くようになりました。
そして、昭和60年頃から、寺族だけでお餅つきをするようになり、今では、子供たち、孫達が集まって餅つきをする住職一家の恒例の行事となっています。昔は、農家である檀家さんのどの家でもペッタンペッタンと餅搗きの音がしましたが、今では、お寺でしかは搗かないようになってしまったようです。
餅搗きのために、夏に剪定をした木や枝を薪にして柴小屋に置いていました。今年も、一昨年からの擁壁工事の折に切った木や枝を置いていました。母は、「餅搗きの薪は新しいものでないといけない。古材を使ってはいけない。」とよく言っていました。それは、「お餅は仏様、神様にお供えするものだから、使い古いした材木で蒸してはいけない。」のです。
昔、使い古した古材はお風呂沸かしには使いましたが、お餅つきには決して使いませんでした。それで、今でも、使い古しでない木や材木を、お餅つきのために普段から蓄えております。
明日は大晦日、お節料理を作り、我が手で搗いたお鏡をお供えします。安楽寺には釣鐘がありませんので、除夜の鐘は搗きませんが、1月1日に日が変わる午前0時に新しい年のおつとめをします。