平成25年1月の言葉 ご先祖様と共に
平成25年1月の言葉 ご先祖様とともに
1月をなぜ「正月」と言うのでしょう。
それは、「歳神様(としがみさま)」が家を守るために滞在されるからなのです。「神様が居られる聖なる月」=「正なる月」「正月」なのです。
正月は、そもそも「歳神様」を迎え、祝う行事です。歳神様は、1年の初めに来訪し、新しい年の豊穣とその家の幸せを約束してくれる神様です。その歳神様を祀ることがお正月であり、その歳神様を家族で迎え祀り、共に過ごすので、歳神神と共にある月、聖なる月、正月、と呼んできたのです。「歳神様」は「祖霊信仰」が起源と言われています。
注連縄(しめなわ)は、家を清浄に保っているので歳神様が宿っていいですよ、という印であり、門松は歳神様が来訪する際の目印です。それで、年の暮れに大掃除をするわけですね。鏡餅は、「歳神様」を具象したものです。安楽寺も勿論、門松、注連縄を飾り、ご本尊、脇仏様にお鏡をお供えします。
その「歳神様=祖霊」を迎えて共に過ごすために、仕事も休んだのですが、現在では、1日から仕事をする職場もありますが、その心を失わないように、ありたいものです。
浄土宗カレンダー1月の言葉
「始めなければ 始まらない」 It’all in the first step.