お寺便り「智眼」から(1)
安楽寺では、「智眼」というお寺便りを出しています。
現住職が、副住職の間、中学校の教員をしていました。その教員生活の中で、一番きつかったのが、昭和50年代の校内暴力の吹き荒れたときでした。毎日ガラスが割れ、授業の成り立たないこともたびたびあり、倒れていく教員が続いたときでした。何とか、学校の現状を保護者に知らせるには、と考えて「学級便り」を手書きで毎週のように出しました。
その経験から、お寺に専従してから、お寺の様子を知っていただき、お寺と檀信徒を結ぶ手だてとして、安楽寺の院号「智眼院(ちげんいん)」からタイトルを取って、「智眼」というお寺便りを発行するようにしました。
第1号は、平成3年1月1日号です。B5版の用紙に鉛筆書きしたものを印刷したものです。当時は先代住職が病院通いをしており、次第に介護を要するようになりつつある時期でしたので、第1号では、「差し当たっては、肩ひじ張らずに、出来る範囲で発行していきたい」と、発行の挨拶を述べたものでした。
今後、「智眼」の記事から、少しずつHPに載せていきます。