実印、銀行印の確認、自分だけでなく家族の印鑑の整理をしておきましょう。

ご主人に先立たれると、しんどい思いをされるのは奥様です。ほとんどの場合、家などの名義は世帯主はご主人の名前になっています。ご主人がされていたことを、奥様が、名義の切り替えや届けなど全てを一人でしないといけなくなります。ご主人に旅立たれたばかりなので、その精神的な負担は大変なものです。

Aさんの場合、奥様は実印をお持ちでなかったのです。死亡届が出されると銀行口座は止まります。それを引き継ぐには相続についての協議書を作り、実印を押して書面を作らないといけません。
Aさん宅に中陰にお参りしたときのことです。
ご主人を3年近く介護、そしてお葬儀も済まされ、二七日を迎えられたので、「奥さん、少し落ち着かれましたか?」とお聞きしました。「オッサン、たいへんやわ。社会保険事務所に行って主人の年金の手続きして・・・」と。その話の続きで、Aさんは「主人の実印で私のことも出来ますよね?」と。「いいえ、それはあくまでご主人の印鑑で、奥さんは奥さんの印鑑でないと。」「私、実印なんか持ってへんよ。」と話は続きました。奥様の精神的な負担は相当なものになっていました。

自分が亡くなると言うことは、家族を残して旅立つということです。特に女性の方が実印を持たれてないことは多々お聞きします。お元気な間に、実印を含め印鑑の整理はとても重要なことです。ご主人が急な病気で倒れられたら、一挙に介護に追われ、とてもそんな余裕が無くなります。お元気な間に、しっかり印鑑、実印の確認をしておきましょう。

 

エンディングノートは市販もされています。

市販されているものの活用というのも検討のひとつですね。