平成28年1月の言葉
平成28年1月の言葉
「生きていることの不思議 生かされていることの有り難さ」
皆様、新年おめでとうございます。
安楽寺の掲示板には、「お正月おめでとう 神様仏様とともに」と書きました。
門松、注連縄、鏡餅で、神仏を迎え祀り、1年の始まりを神仏とともに過ごすから「正月」つまり「正しい月」と呼ばれてきました。大晦日の晩から、元旦、そして1月15日の小正月まで神仏を祀る行事が続き、神仏を大切にしてきたのが古来から日本人の在り方でした。
15日を「小正月」としてまつると注連縄を外し「とんど」の火祭りをして、神仏ともに過ごす行事を終えていき、普通の暮らしに戻っていきました。
その15日を成人の日としてきたのを第二月曜に移して休みを優先する仕組みになるととも「正月」の意義を忘れ、成人式の荒れ模様がニュースの恒例になる情けない社会になってしまっています。今一度「お正月」の意義を考え、神仏とともに過ごす「お正月」であって欲しいと願っています。
皆様にとって新しい年が幸多い年となりますように!
浄土宗カレンダー 平成28年1月の言葉
「未来は 今の積み重ね」
The future is made up of many present moments.
Taking care of the present wil make this a good year.