令和4年9月の言葉

令和4年9月の言葉(掲示板)
「別れても倶会一処の浄土あり」「浄土とは彼岸なり 日々精進し彼岸に渡るべし」

9月はお彼岸の月。彼岸はこの世を「此岸」とし、仏道修行の難行を川に見立て、苦難の川を渡った向こう岸を「彼岸」と呼び、その彼岸(向こう岸)に私どもが到達すべきあの世=仏道によって得られる世界=があると考えます。
そのための精進をする期間を1週間と定め、仏道に励む1週間を彼岸と呼んでいます。
彼岸にお墓参りをするのは、すでに向こう岸(彼岸)に渡っているだろう先人(ご先祖、先亡の霊位)を供養して、自分の精進とするためです。
「倶会一処」:倶会(くえ)とは共に会う、つまり皆と出会うこと、一処(いっしょ)とは、出会う場所は一か所、「極楽浄土」ですよ、という意味。皆精進すれば極楽浄土に行くわけですので、極楽浄土で皆と会えますよ、という意味です。

皆と会うためには極楽に行かねばなりません。だから精進して、極楽に行けるように仏道に励みなさい、という「お彼岸の1週間」として我が国に定着している仏教習慣です。

浄土宗カレンダー 9月の言葉

「充分と思い 日々暮らす」
Never take the tranquility of today for granted ; be grateful for it always.

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