よもやま話第16話 台湾の「善光寺」参拝と「千と千尋の神隠し」のモデル建物、テレサテンのお墓など
平成25年5月28日~31日 浄土宗大阪教区主催の「台北、善光寺参拝」に参加しました。
台北の北投に善光寺があります。昭和7年(1932年)信州善光寺の大本願第117世誓円尼上人が開山されたお寺で、台北の北部にあり、北投善光寺と呼ばれています。その参拝で台北、北投に行きましたが、参拝の他にも見学した所もあり、訪ねた順に写真で紹介していきます。
「十分」から近く、かつて金鉱で栄えた「九分」、金鉱が栄えたときには日本人もたくさん居住していたという
商手街を抜けていくと下りていく坂道も商店街、そこに「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルとなったという建物があります。
宿に向かうバスの車窓から
翌日、善光寺に参拝しました。
北投の小高い丘の上に善光寺があります。
昭和7年1932年に開山された信州長野の分院のような形で始まったようで、今は日本の西山浄土宗に属しています。
続いて、善導寺に参拝、善導寺は市中にあり、ビル街に建てられた壮大なビルのような寺院です。
昭和10年1935年に北投の中心街に建てられ、今では、駅名にもなっている大きなお寺です。
忠烈祠の衛兵の交代式に出会うことが出来ました。忠烈祠には、国共内戦で亡くなった34万人の霊がまつられているとのこと。
最終日、出発までの空き時間を利用して、金寶山にあるテレサテンのお墓を見に行きました。
金寶山の入口にテレサテンのお墓があります。入口に「鄧麗君記念公園」と書かれていました。
テレサテンのお墓までとは行かなくてもお金持ちは、一軒の家、公園のようなお墓を持ち、お墓を持てない人は納骨堂に納めるという台湾のお墓事情を垣間見た2泊3日の北投、台北の旅でした。
台湾では、女性も皆働き、結婚しない人が多くなって若い人が少なくなってきているとのこと。教育費に20000元かかり、一般的な月収22000元ではやっていけないので、子供を作らない傾向になっているとのことです。出生率は世界で一番低く、0.74だそうです。
基本的に家では余り食事をせずに外食が多く、我々のたびのガイドをしてくれた女性は生まれてから今日まで食事を作ったことがないとのことでした。それで、朝からいろんなお店で朝食の提供があるようです。お弁当は70元だそうです。
そういうことで、女性の多くが結婚しないので、いま、花嫁は海外から来ているのが多く、ベトナムから25万人の花嫁が来ているとのことです。
台湾では、チキンや豚はよく食べるが、牛は農耕にかけがえのないものだったということもあって、牛は余り食べないそうです。牛丼の吉野家が進出してきているけれど苦戦しているらしい。台湾では年金制度が無く、ようやく昨年から始まったとのこと。